夢現な眠り

□3話
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「はぁっ…はぁっ…」

うぇぇぇぇぇぇ!!!
めっちゃキツイ。ちょーキツイ。

あれから学校の中を走りっぱなしな私。五分くらいは経っただろうか。
マラソン選手凄いわ、マジ尊敬でガチ称賛。

前の時は無我夢中で家まで全速力で走れたのにな。無意識ってコワイ。火事場の馬鹿力スゴイ。

「早くっ、家に、帰るぅ……げほっ、ごほっ」

酸欠で咳が止まんねぇぇぇ!!!! 苦しいっす……。
私は少し足を止め、動悸かと勘違いするほど高鳴る心臓を必死に宥める。




「大丈夫〜?」
「はい。ありが、とうです……げほっ」
誰かに後ろから背中をさすってくれ、私は息を整えていった。






















……ん? 何かおかしくね??
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