カルディア学園

□アリソン、皆と一緒にお留守番
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「それでお昼はどうしよっか?」

「カップラーメンで良いんじゃない?」

「外出という手もありますね。リッツさんと一緒ならアリソンさんも外出しても良いそうなので」

「人の多い所はやだ」

「じゃ、やっぱりカップラーメンで」

「リッツさん何故そんなにカップラーメンを……」

「ラピスが一生懸命ふーふー冷ましてるのを見たいからよ。
あと楽だし。一応お邪魔してる側だから、晩ご飯ならともかく、昼ご飯まで凝ったもん要求したくはないから」

「はぁ……」

「私はそれで良い。赤いき○ね」

「ボクも良いよ?」

「まぁ、アリソンさんが良いのなら……」

「よし、決まりね! じゃ、昼ご飯も決まった事だしちょっと今後に就いて話しておきましょうか」

「今後、ですか?」

「まぁ、実はそんな大袈裟なもんじゃないんだけど。
でも一晩泊まる身としては疑問を解決しておきたい訳よ」


その気持ちは物凄く分かる。
私だって最初来た時は驚いたから。


「差し当たって……あの天井のフックとそれを通ってる縄や鎖に就いて聞きたいのだけど?」


やっぱり……ラピスも興味津津で見てたしなぁ。


「SMに使う」


そしてアリソンさん。もう少し躊躇というか羞じらいをですね……


「やっぱりね。良いなー、あたしもほしいなー
ラピスもそう思うでしょ?」

「ほえ? あ、うん……」


ラピス、顔が真っ赤。珍しい。
ラピスとリッツさんのアレはある意味SMよりマニアックだと聞いた事があるけど……


「でも流石に天井にあのフックを付けんのは骨が折れそうね……」

「じゃあ高さが調節出来る鉄棒みたいなのは?
身体は分かんないけど両手吊りなら出来ると思う」


アリソンさんがアドバイスを……!?


「高さ調節の意味は?」

「引くくして跨がせたり、肩の高さにして、真ん中に板を付けて磔にしたり。
鉄棒の形なら、足を開かせて縛れると思うし」

「なるほどね……売ってるか分かんないから誰かに作ってもらうか。
レバンって確か工作とか得意だったハズ……用途言わなければ作ってくれるかしら?」


あぁ、不良男性の中では一番常識人に近いレバンさんが……


「そーいやそっちは最近どうなの? 毎夜セシルに縛られてんでしょ?」

「ちょ……まぁ、それに近くはありますけど」

「んと、縄抜けの練習だよね?」

「そう。もう捕まってジェラルドさんの足手纏いにならないように……って」

「でも縄抜けの練習なら半端な縛りじゃ駄目よね?」

「はい。下手に縛ると命に関わる危険もあるとの事なので、ジェラルドさんに御教授を受けました。
実際に目の前でアリソンさんを縛る所を見せてくれたり、テストとしてアリソンさんを縛らせて頂いたり。
途中で我に帰って『私何やってるんだろう……』と呆然としましたが。
家に帰って羞恥で悶え転がりましたが」


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