カルディア学園

□リッツVSジェラルド
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あたしの名はリッツ・クオール。
今年カルディア学園に入った一年生だけど、5月に行われたスケ番決定トーナメントに優勝して見事スケ番の座に上り詰めた。
優勝して暫くは偶然だのまぐれだの言われまくった。
確かに準決勝の相手が無抵抗だったから決勝が幾分楽になった部分はあったけど……そんな事を言うヤツは片っ端からタイマンで叩き潰して黙らせてやったわ。

あたしにはどうしても守りたい人が居る。
自分の命に代えてでも守りたい最愛の人……


「あ、リッツ!」

「ラピス……待たせちゃった?」

「んーん、一緒に帰ろっ!」

「えぇ」


……この最高に可愛い女の子の名前はラピス・メイビア。学年はあたしのひとつ下。
さっきあたしが言ってた最愛の人。
あたしは女でラピスも女……文句ある?

器量よし、成績よし、性格よし。
ちょっと致命的なぐらい運動は苦手だけど。
あと、純粋で人を疑う事を知らないから言われた事は何でも信じてしまう……まぁ、それは彼女の美徳でもあるけどね。
あたしみたいな不良がこんな良い子と付き合えるなんて……あたしは世界一の幸せ者だ。


「リッツ、帰ったら宿題だね!」

「……宿題は決定事項なの?」

「ほえ? だって宿題はお家で勉強できるように先生が用意してくれたんだよ?」

「……心に染みるわね」

「???」

「気にしないで」


ラピスは人の言う事をよく聞く良い子だ。
別に彼女は宿題や勉強が好きなワケでも無ければ、テストで良い点を取りたがっているワケでもない。
まぁ、結果的にはいつも高得点取ってるけど、体育以外。
学校は勉強する所だから、宿題は先生が用意してくれた物だから……それだけの理由で彼女は真剣に取組んでいる。
全く、どうやったらこの現代社会でこんな子が育つのか。


「どーしたの?」

「いや……宿題終わったら何しようかな〜って」

「んと、宿題終わったら晩ご飯作って〜
一緒にお風呂入って〜
一緒にテレビ見て〜
それで一緒にお休みなさいだよっ!」

「そう……ラピスの手料理は大好きよ」

「エヘヘ、ボク頑張って作るからね!」

「えぇ、楽しみにしてるわ」


……今日は夜遊び無しか。
仕方ない、今日は風呂でラピスの乳を思いっ切り堪能しよう。
彼女のは大きい、中学生にして既にこの貫禄……!
ハリス曰くカルディア学園の中でも上位に入いる『大型ルーキー』で将来は大物になること確実らしい。
何人もの女を見てきたアイツが言うのだから間違い無いだろう。
まぁ……あたしが毎日手伝ってるのも大いにに影響しているのだろうけど。
フフフ、今日は食事と風呂とベッドで三回頂きますだわ……!


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