時導べの旅人





界遊姫よ。


エニシはその身に刻まれし印なり。


遭遇せしは神秘の城を愛でし者。


深く懐に誘われ希望の腕をのばすがいい。


学び舎に佇みし指針はいずこに。


知深き者と勇猛りし者の語らいよ。


勇を持ちて真偽を求めん。


霧深き城こそ幻の奥を知らしめん。


幻影に惑わされるなかれ、大空を舞いて風とならん。


戦いの後、黄昏が笑みを染める。


目覚めよ、さすれば我に聞け。


師の背は遥か彼方に。


神秘の戒めは純白の羽根を絡めとる。


白亜の聖女を導くがいい。


混沌……永劫……儚き夢よ。


咎に縛られ堕ちゆく鳥よ。


ならば発たんハジマリの地へと。





いざ、旅人に迷いの地図を差し出せし巫女の唄へと誘われん。












あたしのもうひとつの故郷。
もうひとりのお母さん。


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