アサガオ

□監禁、孤独、発狂カーニバル(笑)
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「生きてる?」


暗闇から聞こえた、感情のない声。
怒っている様にも喜んでいる様にも聞こえる。
あ、もしかしたらどっちも?


「…、ぁ、ー。」


喉が錆び付いているみたい。
かすれた、嫌な声。隙間風みたいに、細い声量。
何を言いたいの?


「ああ、生きてるみたいだね。よかった。」


少し嬉しそうな声。
この人にも、こんな一面があるんだなと少し感心した。
すぐに、扉の閉まる音が聞こえた。




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