銀沖銀高中心短編

□土砂降りの逢瀬
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「俺、雨って好きなんだよね…。」



そう、だって雨の日は…。


俺の横には漆黒よりも少し茶色い髪の美丈夫がいる。


いつもは噛み付いてくる狂犬みたいな彼も雨の日は別人のように俺に縋りついてくる。

そのギャップが俺の壺なんだ。


なあ、晋助、毎日雨ならいいのにね…。

俺は雨の日が待ち遠しい、いや…







待ち遠しかった。
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