銀沖銀高中心短編
□姫君の嫉妬
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俺はあいつが羨ましい…。
「銀さん!、いい加減に起きてくださいよ!。沖田さんがきてますよ。」
万事屋のリビングで俺は旦那の目覚めを待っている。
「すいませんね、沖田さん銀さん起きないみたいで、あ、用件なら僕が伝えときますけど…。」
イライラする…。
ここにこいつがいるのは仕方ない、職場なのだから、しかし、なんであいつが旦那の世話までしているんだろう。
「沖田さん?。」
首をまげて俺を見る。
俺はじっと志村新八を見た。
俺と同じ童顔、まあ眼鏡をしてるから分からないがなかなか可愛らしい。
「…俺がなんでここにいるか知りたいかぃ?。」
俺達の関係は誰も知らない、けどこいつには教えてみたくなった。
誰が旦那の一番なのか。
誰を旦那が愛しているのか。
「はい、まあ、知りたいですけど…。」
「俺は…俺は」
新八はじっと俺を見ている。