銀沖銀高中心短編
□姫君の罪
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俺は愛しい男を思い浮かべる。
これは、旦那に恋した罪ですか?。
…消えてしまいたい。
旦那、旦那!。
雨は容赦なく降り続いていた。
「…沖田くん?。」
声をかけられて上を向くと。
「…旦那。」
「どうしたの!、こんな雨降ってるのに傘持ってないわけ?。」
旦那、旦那だ。
俺は旦那の肩にもたれ掛かり意識をなくした。
「…ん。」
ここは?。
「起きた?。」
しぱしぱと目を瞬かせると見慣れた旦那の寝室だった。
「沖田くん、急に意識なくすんだもん、銀さんびっくりだよ、もう平気?。」
「…へい、すいやせん、迷惑かけま「何があったの?。」
何かあったの?でなく何があったの?と言われた。
…旦那には嘘はつけない、いやつきたくない。
「…明日、俺は登城との命が下りやした。」
旦那は目を見開き。
「そう。」