銀沖銀高中心短編
□我が儘
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「へえ、俺が浮気するから仕返しに浮気したんだ。」
と言う銀時の目はすごく冷たい。
「…仕返しにしてもさ。」
立ち上がり俺の胸ぐらを掴む銀時。
「…この部屋に男連れ込んで俺達のベッドでやるとかおかしくね?、浮気したいならすれば?、ただし、マナーぐらい護れよ。」
「銀「俺らのやる場所で他のやつになんか足開いてんじゃねえよ!。」
銀時が怒ってる、めちゃくちゃ。
「浮気なら見えないようにやれっての、てかもういい、あんなん見せられたら抱く気になんねえし、マジ、バイバイ。」
銀時はそう言うとシーツを乱暴にはがしてごみ箱に捨てた。
…まるで俺みたいだ。
いつまでも出て行かない俺に銀時は舌打ちをして出ていった。
…本当にこれで終わりなのか?。
一人きりになってしまった部屋はやけに寒く感じた。
…馬鹿だ、俺、なんで男なんか連れ込んだんだろう。
…涙が溢れて止まらない。
止まらないよ、銀時。
続く