銀沖銀高中心短編

□絆
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「明日、日が昇ったら旗を振ろう。」


桂の言葉に皆、下を向いたままだ。


…俺は耐え切れなくなり廃寺を飛び出した。


「高杉!。」


…嫌だ、嫌だ。


俺は暗闇の中をめちゃくちゃに走り続けた。


「…晋ちゃん!。」


後ろから聞こえた叫び声に俺は足を緩めた。


「…待てって。」


ぐいっと後ろから抱きしめられた。


「…銀時。」


はあはあと息遣いが荒い、銀時が必死になって追いかけてきたのがわかる。


「…晋ちゃんは相変わらず足速いね。」


…俺達はそれから廃寺に帰らないで近くにあった河原で腰を下ろした。


「…ヅラの奴、悩んだんだろうな。」


銀時はそういいにっこりと笑った。


…ああ、お前まで。


「…まえもかよ。」


「…晋「お前も負けを認めるのかよ!、はっ、天下の白夜叉様が聞いて呆れるぜ。」


俺は銀時の胸倉を掴んで揺さぶった。
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