銀沖銀高中心短編
□貴方しか欲しくない
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扱くまともなことを言う河上に俺は切れた。
「どの面下げて会いにいけばいいんだよ!、俺とあいつの道はもう違うんだ!、真っ二つに割れてもう元になんか戻れない、けど、あいつを求める気持ちは日に日に強くなるんだ!。」
俺はせきをきったように続けた。
「求める気持ちを止められない、止まらねえんだ!。」
好きな奴と敵対してしまった悲しい気持ちと仕方ないんだと思う気持ち。
河上は俺の言葉をただ聞いていた。
「晋助、会いたいなら素直になるでござる。」
そう言うと俺の目の前に切符を置いた。
「拙者からの誕生日プレゼントでござる。」
「河上「行って白夜叉に抱きしめてもらうといい。」
河上の最後の台詞に俺は。
「お、大きなお世話だ!。」
と叫んで河上から貰った切符を握りしめて部屋を後にした。
「…まったく素直じゃない。」
河上はそう言ってくすりと笑った。