銀沖銀高中心短編
□恋なんかじゃない
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木島は女だけど男みたいな言葉使いで女が苦手な俺も気楽に話せる女だった。
「この手紙木島がくれたのか?。」
と尋ねればかあっと顔を赤くしてこくんと頷いた。
「す、好きっす!、私、晋助先輩が好きっす!!。」
木島らしいストレートな告白、だが、びっくりはしている。
俺はこいつの気持ちなんて全然気付いていなかった、いや、河上と仲良かったから河上の女だと思っていた。
これは告白されたんだよな…。
「ふあーぁ、晋助君はもてますね。」
!!!!上から声がふってきて俺はびっくりした。
「ぎ、銀時!、お前!!。」
「し、失礼しまっす!、晋助先輩考えておいてくれっす!!。」
告白を聞かれた木島は一目散に走り去った。
「あらら、逃げちゃったね、残念晋ちゃん。」
銀時はそういいながら呑気に欠伸をした。
「別に、残念なんかじゃねえよ。」
銀時が傍にきた途端に俺は苦しくなる。