銀沖銀高中心短編
□姫君にキスを…
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俺は呆れるやら尊敬するやらで。
「ん?、沖田くんも食べたいの?、はい、あーん。」
旦那はスプーンにクリームをちょこんとのせて俺の口にもってきた、いわゆるはい、あーん、まるで恋人みたいだ。
俺は真っ赤になりながらも旦那の手からばくと食べた。
「おいしいだろ?、沖田くん若いんだからいっぱい食べないと大きくなれないよ。」
「お、俺はもう成長期はすぎてまさぁ、旦那は俺を幾つだと思ってるんですかぃ!。」
俺は照れ隠しに旦那に俺の年令を聞いてみた。
「うーん、十六ぐらい?、新八とタメじゃないの?。」
俺はそんなガキに見られていたのかぃ。
「これでも十八でさぁ!、もう結婚もできる歳ですぜ。」
旦那は俺の歳を聞いて目をぱちくりしていた。
「沖田くん、結婚するの?。」
「もののたとえですぜ旦那。」
それに俺は結婚はしなあ、できるわけないでさぁ。