銀沖銀高中心短編

□姫君にキスを…
3ページ/6ページ

俺は呆れるやら尊敬するやらで。

「ん?、沖田くんも食べたいの?、はい、あーん。」

旦那はスプーンにクリームをちょこんとのせて俺の口にもってきた、いわゆるはい、あーん、まるで恋人みたいだ。

俺は真っ赤になりながらも旦那の手からばくと食べた。

「おいしいだろ?、沖田くん若いんだからいっぱい食べないと大きくなれないよ。」

「お、俺はもう成長期はすぎてまさぁ、旦那は俺を幾つだと思ってるんですかぃ!。」

俺は照れ隠しに旦那に俺の年令を聞いてみた。

「うーん、十六ぐらい?、新八とタメじゃないの?。」

俺はそんなガキに見られていたのかぃ。

「これでも十八でさぁ!、もう結婚もできる歳ですぜ。」

旦那は俺の歳を聞いて目をぱちくりしていた。

「沖田くん、結婚するの?。」

「もののたとえですぜ旦那。」

それに俺は結婚はしなあ、できるわけないでさぁ。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ