銀沖銀高中心短編
□姫君のバースデー
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志村はその質問にくすっと笑った。
「何がおかしいん「銀さんなら朝からそわそわしてましたよ、多分、沖田さんを待ってるんじゃないですか?。」
待ってる?、旦那が?。
「…普通、逆だろぃ。」
といいつつも俺は万事屋へと走りだした。
「ありがとうでさぁ!。」
と叫んで。
俺はダッシュで万事屋の階段を駆け上がり。
『ピンポンは鳴らさなくていいよ、沖田くんだけ特別。』
俺は戸惑いなく玄関を開けた。
「え?。」
玄関を開けてびっくりした、万事屋の床が。
…赤い、深紅の薔薇でうめつくされている。
深紅の薔薇のカーペットのようだ。
「いらっしゃい、沖田くん、お誕生日おめでとう。」
俺は返事の変わりに旦那にと抱きついた。
「ありがとう、一番嬉しいプレゼントでさぁ。」
といい、キスを交わした。
…付き合い始めのころ。
『大好きな人から両手いっぱいの赤い薔薇を貰うのが夢でさぁ。』
旦那は覚えていてくれたんですねぃ。
「愛してるよ、沖田くん。」
愛しい愛しい唯一の存在。
どんな高価なプレゼントより俺にはなによりのプレゼント。
ハッピーバースデー総悟。
終わり 後書き