銀沖銀高中心短編
□逢瀬
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いつもより甘い言葉を囁く織姫さんに俺は我慢できなかった。
「抱きたい、ずっと高杉を抱きたかった。」
「代役がいたんじゃねえのか、俺だって違う相手に抱かれた、お前が与える熱は熱すぎて持て余す、だからそれを沈めるために俺は…。」
「否定はしない、俺だって他に相手はいる、けど愛しているのは本当に欲しいのは高杉だけだから。」
「…勝手な野郎だ。」
高杉は俺から離れて立ち上がり窓を閉めた。
するすると着流しを脱いでいく音がする。
「俺も本当に抱かれてえのは銀時、てめえだけだ、抱けよ、抱いて俺をめちゃくちゃにしてくれ…。」
高杉を再び押し倒して俺は至る所に赤く華を咲かせる。
自分の所有印を強く強く残るように…。
身体中に散らばる華を俺は愛しくなぞる。
高杉の艶めいた声を聞きながら俺は高杉自身を扱く。
「高杉のここ、先走りがすごい、ぬちゃぬちゃ。」