銀沖銀高中心短編
□姫君の恋心
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解らないけど男であることは確か。
俺より身長は詳しいけど高いし、筋肉も俺よりありそうだ。
なんかムカつく…。
俺は生来の負けず嫌いで何に対しても反発しあう、土方コノヤローを思い出していた。
胸くそわりぃ。
目の前の男も土方コノヤローと同じような体格をしていて俺は顔のしわを深くする。
いい加減におきてくれないだろうか、俺は頭にきてジャンプをわざと落としてやった。
「な!!。」
男が起き上がり何が起こったのかとキョロキョロしている。
俺は心底驚いた。
ジャンプの下の髪の毛の色は眩しいくらいの銀色。
すげぇ初めて見た…。
「たく、誰だよ人の安眠邪魔すんのは、はあ、やっと寝られたのによ。」
起き上がった銀色の髪の男は意外に整った顔をしていた。
まあ、瞳には煌めきってもんがありやせんが…。