銀沖銀高中心短編
□姫君の欲しいもの
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いつになく真剣に聞いてくるこいつに俺もマジで考えて答える、もちろん沖田くんとのことは隠して。
「俺は、男とか女とかそんなの関係なく、そいつっていう存在に惚れたら、それは恋っていうんじゃねえか、魂がそいつを欲しがってるんだ、魂と魂のひかれ合うのに男同士とかってのはあんまり気にしないけどな。」
魂と魂のひかれ合う、沖田くんとはそんな関係でいたいから…。
「…てことはてめえは男に好かれてもいいってことだよな?、受け入れるってことだよな!。」
なんだか嬉しそうな土方に俺は疑問を持った。
「…まあ、そう言う解釈もありなんじゃねえか?。」
沖田くんと俺は恋人同士なわけだから、てか土方も誰か男に恋してんのか?。
あ!、あのストーカーゴリラにか?、うんうん、あいつといる土方はいつも嬉しそうだしな。
「お前、誰か野郎に懸想してんの?。」
と、聞くと土方の顔は耳まで真っ赤になった。
意外に純なとこがあるじゃねえか。