銀沖銀高中心短編
□姫君の誘惑
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「だって旦那とこうして二人で買い物なんて初めてですもん、嬉しいんでさぁ。」
「…新婚さんみたいだよね。」
俺は沖田君の手をきゅっと握り締めた。
バカップルよろしくってね。
俺たちはそれから沢山のつまみと酒を抱えて万事屋を目指した。
もちろん手は貝殻繋ぎ、夕日が沖田君の茶色い髪に反射して綺麗。
俺は思わず見惚れた。
こんなに可愛い子が俺の恋人なんてもう嬉しすぎる。
「ねえ、沖田君、キスしていい?。」
キスが無性にしたくなる、沖田君のその可愛い唇を堪能したい。
「…な、何いってんですかぃ!、もうすぐ付きまさぁ、ついたらいくらでもしていいですから、待ってなせぃ。」
焦りながら沖田君はそう言った、てか気付いてないだろうけど、ぶっちゃけかなりすごいことを言ったよ。
「…男に二言はないよな?。」
にやりと笑うとそう沖田君に念を押した。