銀沖銀高中心短編
□君に夢中さBaby
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もう、降参でさぁ。
『君に夢中さBaby』
…またか。
目の前には沢山の花花花。
…はあ、うんざりでさぁ。
俺はストーカーにあっている、しかも男に。
まあ、真撰組で綺麗で可愛いイケメンだから仕方ないですけどねぇ。
…女にはこれでもかなりモテるほうだが、男にまでモテるなんて。
「今日も大量じゃねえか、モテるな、総悟。」
にやにや笑いながら茶化す土方さん、てかマジ殺してぇ。
「…その台詞そっくりそのまま土方さんに返しまさぁ。」
不機嫌そのものの声を上げる。
「…生憎、男にゃモテねえよ、てめぇて違ってな。」
…刺したろかぃ。
俺が睨むと土方さんは目を逸らした。
「…なら、俺が引き取ってやろうか?。」
…ふうん。
「…土方さん。」
…知ってる、本当は土方さんがこの贈り主に懸想してること。
…そして本当は俺だって。