銀沖銀高中心短編

□貴方しか欲しくない
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恋をすると傲慢になる。


…俺はそんな感情を始めて知った。


それは恋というものだったと気づいたのは。


…皮肉にもお前と別れた後だった。


『貴方しか欲しくない』


…なあ、銀時お前は今日を何の日か覚えているか?。


身体しか繋がってこなかった、だから訪れた別れという結末。


…自業自得だと今なら分かる。


もっと素直にお前が好きだと愛していると告げていれば…。


…後の祭り。


「晋助、今日はいつもより口数が少ないでござるな。」


部下、河上にそう言われた。


元来、口数は少ないほうだがそれでもやはり喋らなすぎたらしい。


「…過去に戻れたらいいのにな。」


いつもはそんな弱音を吐かない俺、でも、今日は弱りきっていた。


「…なら、過去に戻ればいい。」


「は?、過去になんて「晋助は過去、白夜叉に会いたいんでござろう?、なら会えばいいでござる。」
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