銀沖銀高中心短編
□七夕
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…素直に会いたいって言えたらいいのに。
『七夕』
今日は七夕。
織り姫と彦星が年に一度出会える日。
「…一年に一度か。」
「何が年に一度なんでござるか?。」
「河上、なんでもねえよ。」
俺は本音を言いたくなくて口を閉じた。
すると河上はそうでござるかといい隣に座った。
…なんなんだ。
「ああ、そういえば今日は七夕でござるな、今宵は月も出ているし、よかった。」
「…年に一度しか会えない夫婦なんて浮気されても仕方ねえよな。」
ぽつりと俺は本音を零した。
すると河上ははあっとため息をついた。
「白夜叉に会いたいなら会いにいけばいいでござる。」
「べ、別に「晋助が行かないなら拙者が行くでござる。」
河上は銀時が気に入ったらしい。
「勝手にすればいい、俺には関係ねえよ。」