銀沖銀高中心短編

□七夕
1ページ/2ページ

…素直に会いたいって言えたらいいのに。


『七夕』


今日は七夕。


織り姫と彦星が年に一度出会える日。


「…一年に一度か。」


「何が年に一度なんでござるか?。」


「河上、なんでもねえよ。」


俺は本音を言いたくなくて口を閉じた。


すると河上はそうでござるかといい隣に座った。


…なんなんだ。


「ああ、そういえば今日は七夕でござるな、今宵は月も出ているし、よかった。」


「…年に一度しか会えない夫婦なんて浮気されても仕方ねえよな。」


ぽつりと俺は本音を零した。


すると河上ははあっとため息をついた。


「白夜叉に会いたいなら会いにいけばいいでござる。」


「べ、別に「晋助が行かないなら拙者が行くでござる。」


河上は銀時が気に入ったらしい。


「勝手にすればいい、俺には関係ねえよ。」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ