銀沖銀高中心短編
□恋なんかじゃない
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この思いは絶対に絶対に…。
『恋なんかじゃない!』
ああ、今日もこのわけのわからない感情に悩まされるのか…。
朝、学校にいくと下駄箱に手紙が入ってやがった、たく、誰だよこんなアナログなことしやがるのは。
裏を見ると名前なんか書いてない、はあ、これはいわゆる恋文?てやつか?。
仕方なく中を読んでみる。
封筒をばりばり破き、中の手紙を出した。
『屋上にきてくださいっ、待ってます。』
と、書いてあった。
「……。」
時間とか書いてねえし、はあ、屋上にきてくださいって今かよ?、それとも放課後か?。
「めんどくさ…。」
俺は仕方なく屋上に行ってみることにした。
今日は秋晴れってやつで青い空にゃ雲一つなかった。
しばらく空を見上げていたが…。
「し、高杉先輩!!。」
振り返るとそこにいたのは同じ委員会の後輩、木島だった。