銀沖銀高中心短編
□夜桜
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紅桜の失敗を俺は安堵していたのかもしれねぃ。
あの時、なんでおまえはあんなところにいたんだ?。
ヅラを助けるためか?。
お前はいつもそうだ…。
ヅラのピンチにはすぐにかけ付けやがる。
なあ、銀時…。
桜は散った、俺はその桜の下で未だこないあいつを待っている。
「今度、あったらたたっきるて言わなかったか?。」
後ろから声がした、銀時だ。
「ふっ、大遅刻だな、どんだけ待たせるんだ。」
「…よっぽど切られてえみたいだな。」
「お前に俺が切れるのか?、なあ銀時。」
散った桜の木の下で高杉はくくっと笑う。
「…切れないとでもいうのか?。」
銀時の声が鋭くなる、俺はゆっくりと銀時に近づく。
一歩、一歩。
「桜、散っちまったじゃねいか、お前は来るのがおせんだよ。」
銀時はゆっくりと木刀を構えた、ああ、やっぱりてめえには俺は切れない。