銀沖銀高中心短編
□姫君の誘惑
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ああ、愛しのお姫様は酒を飲むと…。
『姫君の誘惑』
「旦那、飲みに行きましょう。」
万事屋にいつも突然やってくる愛しい恋人は今日も突然やってきて俺を悩ませた。
「飲みに行きましょうって沖田君、君未成年でしょ?。」
そう、彼は十代、まだお酒をおおっぴらに飲める年ではない。
そう告げればぷくっと膨れて俺をにらむ。
「うー、じゃあここで飲みましょう、俺が奢りまさぁ!。」
…やられた。
可愛く笑顔なんて見せられれば俺はノックダウン、沖田君と一緒に酒を買い込みに行った。
スーパーでつまみの材料と日本酒と沖田君用にビール、あと何かと思い二人でコロコロとカートを転がして歩いた。
するとなんだか嬉しそうに笑う沖田君。
「何?、嬉しそうだね。」
沖田君に聞いてみると大きく頷いた。