Silver Soul+

□屋根から見上げた空
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だが逆に、昔とは違う不安が俺を支配し始める。







―…また失ったら、どうする?





また誰かが傷付いたら?



裏切られたら?




ガキ共が居なくなったら?











――――アイツが死んだら?






………………





「何考えちゃってんの俺…」


バカだな、と俺は苦笑する。

空はいつの間にか夜の色をしていた。

瞬く星はいつもより近くに見えて、掴めるんじゃないかと思う。


「……」

手を伸ばしかけて途中で止めた。


行き場を失った手が、突然吹いた少しだけ強い風に嬲られる。


酷く自分が孤独に思えた。


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