Mihasi*Abe

□拍手ログ
1ページ/1ページ

ミハベSS1

「阿部君、オレのどこが好き?」
「あ? 本気で聞いてんの?」
「ん」
「コントロール」
「……」
「死んでもボール投げそうなとこ」
「…それから?」
「えー? 髪の毛がふわふわしてるとこ」
「あとは…?」
「もう知らねぇよ」
「……オレとの、ね」
「んあ?」
「キスは……どうです、か?」
「…でこパンチ!」
「ふきゅっ」


ミハベSS2

「いつも美味しいものつくってもらってるからね、今日は、オレが つく る!」
「オレ、手持無沙汰なほうが辛いタイプなんだけど」
「いーの!阿部君は、テレビでも観てて」
「けど……なあ、おまえなにつくんの?」
「秘密」
「ケチ」
「うひ」
「レンレンの意地悪ー」

「…どした?」
「あ のさ」
「おう」
「いま……していい?」
「ばっ! テメ、台所でその気になってんじゃねーよ!!!」
「だっていまのは阿部くんが悪いんだぁ〜(泣)」


ミハベSS3

「泉〜、教科書貸して」
「阿部が来るなんてめずらしいじゃん」
「たまには忘れモンもするんだよ」
「ほーいよ。って、これオレじゃなくて三橋に借りたらいいんじゃん?」
「いーよ、三橋なんて」
「……なに、おまえらケンカしたの?おい、三橋、なんかいえよ。」
「え、う」
「へぇ、9組って美人が多いんだな。いいなー、このクラス。あの窓際にいる子なんて、すげぇ好み」
「え?あの、阿部さん?」
「泉はー?気になる子とかいねぇの?あ、あの子も可愛い。…おっとチャイムだ。んじゃ、後で返すなー」

「………ホント、どうしたんだよ?三橋、おまえらなんかあった訳?」
「いいんだ」
「三橋?」
「いいんだ。阿部君、なんて。阿部君はすぐ拗ねる」
「はい?」
「…オレ、放課後、ギュってして みるね それでダメだったらダメだけど たぶん、大丈夫 ウヒ」
「もしもーし。話がさっぱりみえないんだけど…」


ミハベSS4

「硬球って好き。あのボール、強くて、固くて、こう、ブンって投げる時が一番好き。それでね、パシンってキャッチャーのミットに入る瞬間がオレにとって、最高、なんだ。こんなこといったら阿部君、嫌がるかも しれないけど オレ ピッチャーゴロも 好き。打たれても、オレが しとめる。 そう思って一塁に送る時がね、大好き!」



「……て、あれ?阿部君、寝ちゃってるの?? なんだ、せっかくいろいろしゃっべったのに。 疲れてるのか…… オレは今日の試合、なんか興奮しちゃって、寝つけない、な」

だから


Chu!

君を抱きしめて目を閉じること、ゆるしてね

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ