Other*

□ハーレム☆ハーレム
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三橋の嫁(なんだか婿なんだか)になった阿部と叶はなかなか仲が悪いです。すぐとライバル心を燃やして、三橋がオロオロするのも構わずに小競り合い。でも、意外とシンクロ率は高く、三橋におはようをいうタイミングも、三橋にチッスするタイミングも同じだったりします。阿部と叶は気のあわないイトコ同士みたいな関係。でも、結局は今日も三人平和に暮らしているのです。

「よーし、黄身にピンク色の薄皮が張ったぜ。みよ、この美しさ!熟練の技がなせるトロトロ目玉焼きの完成だな。ふふ、三橋がこのピンクさ加減をみたらなんていうか楽しみだぜ」
「お?なにやってんだおまえ。廉は目玉焼きはしっかり火が通っているほうが好きなんだぞ」
「ホントかよ!?」
「そんなことも知らないのか?あいつは昔っからそうなんだ。だいたいあの不器用な廉が液体みたいな黄身を上手く白身と一緒に食えると思うのかよ?」
「…こんなに神経を集中させて作ったのに…」
「フッフ、それは自分で食べるんだな。今朝はオレの用意したゆで卵を廉には食べさせよーっと」
「待て叶!この目玉焼きをもう少しフライパンの中に入れておけば、その、三橋好みの目玉焼きになるんだろう。このままでいいんだよ」
「オレはゆで卵を食べてもらいたいんだ」
「だだをこねるな。お子様はこれだから困るぜ」
「なんだと、このタレ目捕手!」
「ムキになるなツリ目投手!」
「おお?ツリ目投手を悪口のつもりで使うんなら、それは廉のことも悪くいってるってことになるんだぞ!」

バーン (叶、勝利のガッツポーズ)

「はっ!」

しかし、捕手もよろけない。

「この世にはツリ目にも二種類あるんだよ。三橋はオドオドしていてムカつく時もあるけど、スイートなツリ目なんだよ。おまえのは、ただのツリ目だ!」
「意味わかんねー。おまえあったま悪いなぁ」
「もういっぺんいってみろ」
「頭、わる」
「フォークばっか投げて単調なリードに付き合ってるヤツにいわれたくわねぇ」
「…!畠のことは悪くいうなよ。それからオレだっていろいろ決め球練習してるんだ」
「へぇー、あっそう。頑張ってね」
「……この陰険ヤロォ……」

ペタペタペタ

「あ、おはよう、修ちゃん、阿部君」

「「廉(三橋)!!」」

「あ、二人とも朝食作ってくれてるの。ありがとー、じゃあオレは……んと、コーヒー、作るね。(トコトコ)あれ、コーヒーメーカーってどこだっけ?んしょ」

がばし!!×2

「むひょ!?」

「ちくしょう、朝からホワホワだな!!!」
「廉、コーヒーは後だ、顔洗って来いよ。一緒に洗面所にいってやる」
「こら、叶、三橋を離せ」
「やなこったー。ほら阿部、なんか焦げ臭いぜ」
「え……あーーーーーー!!オレの目玉焼きがぁ!?」
「阿部 君!?(びくり)」
「ほーら、廉、あいつは大丈夫だから、一緒に行こうぜ☆」


もう、なんといっていいかわからないけど、まあ、こんな感じが希望。
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