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□最終確認。
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なんだ、それが俺の感想。たいした感動もなく。何だか枯れた悲しみだけが吹きだまった。
今、俺の隣で静かな寝息を立てているのは、元希さんではなく、その姉にあたる人だ。
好きになったのはとんでもない暴君で、なにより致命的なのはそれが紛れもない男で、同性であるということだった。
そこで。
その人の姉にあたるこの女に近づいた。
だって、俺が惹かれたのは、こいつらの遺伝子なのかも知れないじゃないか。
そうなんだったら、女のほうがいいと考えるのは普通だろ?
幸いにも顔は瓜二つとも言えるほど似ている姉弟で。
でも。この女を抱いて確認出来たことは。
俺が焦がれていたのは紛れもなくあの男だけだった、てこと。
最終確認終了。
俺は、今度元希さんに会ったときには彼をぐちゃぐちゃに犯してやることに決めた。