恋すてふ

□穢れた指
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抵抗する彼を張り倒し、男にしては細めの腕を縛り上げた。
乱暴に衣服を剥き、露わになった脚の間に割り入ると、彼は初めて恐怖に戦いた。

粘り気を含んだ水音。
鼻に掛かる艶のある声。
時折耳に衝く掠れた喘ぎ。
その全てが神経を逆撫でる。

烙印とばかりに彼の白い肌に噛み付く。
痛がる彼の反応に気を良くして、付いた歯形に舌先を這わせれば、直ぐに喘ぎに変わった。
果実のようにぷっくりと膨れた乳頭に舌先を当てがい、ゆっくりとこねくる。
片方のみでは物足りぬだろうと、放置していたもう片方には指先で痛いほどに抓り上げてやった。
ビクビク震える肢体、与えられる快楽に背中が弓のようにしなる。

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