11/15の日記

22:59
サバ2仮想SS 我らリングの平和を守る5人の戦士 〜RSA編〜
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 社 長行率いるRSAがタイタン有明で旗揚げしてから関東巡業を無事に終えることができた。
 事前の宣伝活動が効いたらしくなかなかの盛況ぶりであったと報告しておく。

 東京・RSA道場にて。
 社社長や井上秘書、社の親友の吉原医師を交えて、所属選手たちが初年度の目標やら動向について話し合っていた。

「うきゅ。最初は5人がいいんだお」
「なんでにゃん?」
「お約束なのさね。戦隊の基本なのぉ」

 自信満々で語るソニに他の面々の頭には?マークが浮かんでいる。

「リングの平和を守るのは選ばれた5人の戦士の使命なんだお」
「あーあー! そういうことねー!」
「わかったにゃん!」

 やはり、ここは同期のシンパシーというのか合点がいったとばかりに掌に拳をあてる祐希子と堀。

「お約束とは?」
「なるほど。そういう思考なんだ」

 未だわからないといった表情の中森と理解した風の上原。

「特撮路線ではないんですけどね」
「ああ!」

 苦笑しつつ洩らした井上の言葉でようやく理解する中森。自分だけ取り残されているようで不安だったのか一安心な様子をみせる。

「……うーん……5人ね。……いいかもな」

 社は一仕切り考えを巡らせてから、力強く頷いた。

「5人! いいじゃないか! しばらくはそれでいこう!!」

 オブザーバー的な位置にいる吉原が理由を訊ねる。

「僕は素人だからさ。……だからこそ、まずは君たちをじっくり育ててみたい。少数精鋭、上等上等。慣れるまでは堅実にね」
「確かに。芸能人を育てるのとは勝手が違いますからね」

 社の意見に井上も同意すると、上原や中森も賛成する。

「大丈夫にゃ。ピンチになったら新たな戦士が現われるんだお」
「お約束にゃん」
「まあねー」

 同期三人娘は納得してしまっているので問題なし。

「(さしずめ、GWAのローズ軍団が悪の秘密結社なわけなのかな)……はは」

 吉原は乾いた笑いを浮かべるしかなかった。
 どこか経営陣と選手たちの思考のベクトルが噛み合っていないところが、RSAクオルティ。

「ソニたちの未来は夢と希望に満ち溢れているのだ」


(つづく?)

やっぱ、ゆるゆる。

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