恋愛依存症
□恋愛依存症
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「最近リョウとはどんな感じなのー?」
『う、うん…まあまあかな!』
実咲は親友とアヤはバス停で世間話をしていた。
あたしは一ノ瀬実咲。
特別かわいいわけでもない、何事にも目移りしやすい性格どこにでもいる女の子。
成績は中の下で、唯一できるスポーツといったらバスケくらい。
でも、バスケ部の部長で、学級委員長。
幼稚園の年少が初恋の実咲は恋多き乙女代表だった。
今年の4月にこの学校に入学し、友達も彼氏もできて充実した学校生活をを送っていた。
そしてこれからもそれが続くと、誰もが当たり前のように思っていた。
あの日が来るまでは...