恋愛依存症

□恋愛依存症
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「ねー実咲、明日大会だよ!?実感沸かなくない!?」

『そーだったよねー…勝たなきゃ!実咲部長、頑張っちゃいまーす!!』

あたしのチームは初めての大会を明日に控え、期待と不安でいっぱいだった。




―大会当日―

「お疲れちゃーん!」

負けて落ち込んだあたしを心配してか、アヤがおどけて言った。

彼女は大林アヤ。
出席番号が一個違いなだったからこの学校で初めて話して、今では大親友。

かっこよく頼れる性格なのに、童顔で声もかわいい。
あたしとは違って一途な性格。


『お疲れ!あ、男子もう終わっちゃう!行こっ!』

その気遣いを無駄にしたくなくて、態と明るく言った。


「「5、4、3…」」

体育館からカウントダウンが聞こえてきて、急いで体育館に走る。

「「…2、1…」」


後一秒あったかないか。2人で滑り込んだ。
その瞬間だった。

「カウント!」



「「キャー!」」

「「すご―い!」」

決まった瞬間黄色い声援が飛び交う。
ラスト1秒だったのだろうか、スリーポイントシュートを決め、一人注目を浴びている人がいた。

ユウだ。


胸がグラ、と揺らいだ。
何この気持ち…。
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