daily小説

□だって男の子だもん
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だって男の子だもの。



「もうこのままの勢いでは 戦は免れんのぅ…」
「じゃなぁ…」
「あぁ…もう一度エゲレスへ行きたかったのぅ…」
「…え?」
「あのボインが… ムフフっ!! これまたええ匂いが…」
「お… おいっ!!ちょっと待てェ!!」
「なんじゃあっ!! 人がええ気分になっちょるっちゅうのに…」
「おまん、あっちで女抱いたんか…?!」

「……………あ、」
「"あ"じゃねぇ"あ"じゃァァァァ!!」
「……聞多… さらばっ!!」
「っさせるかァァァァ!!」
「へぶゥゥゥゥ!!」
「みんな死ぬ思いで密航したっちゅうのに、…っおまんっちゅうやつは…っ!!」
「それはわしも一緒じゃ!! ただ… あの…」
「言い訳は聞かんっっ!! 仕置きじゃァァ!!」
「ちょ、聞多…っ!! 脱げる脱げる…っ!!」











「狂助… さっきからあっちがうるさくないか…?」
「私が様子をみてきます」
「うむ、僕も行こう」

色々今後の戦の戦略を練っていた高杉と狂助だが 明らか尋常でない叫びがあがり
気になるのでその声の元へと向かうため 席を立った



その頃…


バシッッッッ!!

「いだぁ!! …ひぐっ、ごめんっ てば…、聞多ぁ!!」
「まだまだ 後100発残っちょるっ!! 覚悟せいっ!!」「そんなァァァァ!?」

「おいおまんら!!何昼間っから呆けちょ…」

と 勢いよく襖を開くなり
二人の前に広がった世界は…


「た… 高杉さァァァァんっ!! 助けてェェ!!」
「た…かすぎと… 狂助?」


あろうことか

俯せに押さえつけられ 顔がもう涙やら鼻水やらでぐっちゃぐちゃにし
尻と目を真っ赤に腫れ上がらせた俊輔と

豆鉄砲を喰らった鳩かのような顔で
俊輔の体を押さえつけ 今にも痛々しく腫れ上がった尻目掛けて手を上げたままいる聞多………


「え…と… これは何事じゃ… と聞いてもええんじゃろうか??」
「見てわかるじゃろ!!仕置き中じゃ」

らしかぬ声で 高杉がおずおず聞けば
一瞬にして 顔付きが変わった聞多は
ピシャリとそう言い捨てた

「狂助ェ゛…っ!! 助け、て゛…っ!!
も、いたい゛…っ!!」

ぶわぁぁと 先程の地獄を思い出したのか
両目から涙を溢れだしている

「………っ/// わしは知らんっ!!」

くるりと方向転換し 耳まで真っ赤にして

狂助は 駆けて逃げ出した




「あんまりじゃァァァ!! 狂助のアホォォォ………」


虚しく 部屋の中で俊輔の叫びが木霊する…


「…という事じゃ、
聞多、俊輔、後は…おまんらの好きにせい」

高杉は
後ろで草原が靡いているかのようなもう清々しい 普段見慣れない 悪寒が走りそうな笑顔でそっと襖を閉じた

「え…?! ちょ…高杉さァァァァん?!」

「よし、俊輔。後100発じゃ 気張ってくど」
「いやァァ゛ァァア゛ァァ゛!!!!!」








屋敷の一隅から聞こえた断末魔の叫びは
日が暮れるまで続いたとかいないとか…







end















下品にも程があるわっ!!この変態っ!!

すいません。映画の「ごけつおぶちよーしゅー」ネタより。

聞多さんは もうそら怒ったらあれもう凄いんだとか。
あの魔王と魔神を黙らした程の力。恐るべしお金の錬金術師!!(違


ギャグが思ったより書けた奇跡(と言い張る)



ガタがもう中学生の件について(笑)
 

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