たんぺんしゅう

□親愛なる部長
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「すんげー…」

段ボールに詰められたプレゼントの山を見て一言。
その言葉しか出ない。流石立海テニス部部長幸村といった感じだ。さっき幸村に呼ばれてテニス部部室のいる私。
今日の主役の彼はニコニコしながらリボンを縄の如く両手で引っ張り私に近づく。

「なんで呼んだか、わかってるよね?」
「…プレゼント詰めの手伝い?」
「おしいけど違うよ。プレゼントのラッピング」
「……は!?」


突如現れた男子テニス部面々(どこにいた)。
私の体をがっちりホールド。


「悪いのぅ。だがな、幸村の…」
「幸村くんの…」
「幸村部長の…」
「俺のお願いだから、ね……フフフ」
「いやぁぁぁぁぁぁ」







「ラッピングって私をですか」
「大丈夫。可愛くラッピングして持ち帰るから」
「いやいや、そういう問題じゃないよ」




幸村ハピバ!

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