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□叶君はご機嫌ななめ
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ムッとした叶はペニスを掴んでいた手に力を込めた。体格は畠より小さくても投手としてこの高校で投げているのだ。それなりの握力はある。
「ん…ん…んッ…ハァ…」
畠の口から低いうめき声が出る。しかし叶に全く気にする様子はなく、むしろ楽しむかのようにさらに力を込めた。
「あ゙ッあ゙ッあ゙!!ぁう…」
喉の奥から絞り出すような声を上げ暴れ出した。
しかし頑丈に縛っていた為、麻縄が手首や足首を傷つけるだけでなんの効果もなかった。
擦り切れた手首からはうっすらと血が滲んでいた。
身体は汗でヌラヌラと光っていた。握り潰されそうな恐怖と痛みに下半身は上下に揺れる。
「早く認めろよ!!イッたんだろ?」
さらに力を込めて握ると畠はついに痛み屈し、首を縦に大きく振った。
「初めから認めればいいのに…。お前は俺に聞かれたことに、はいって言ってればいいんだよ!!」
奴隷のような扱いに畠のプライドは音を立てて崩れていった。
泣きたかった。
泣いて許してくれと懇願したかった。けれど男としての最後の何かがそれを許さない。
しかし、それが叶の被虐心に火を付けていることに畠は気がついていなかった。
いくら凌辱しても畠の目は鋭く叶を見つめる。
その目から涙が落ちるまで、叶は畠を凌辱し続けるだろう。