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新婚さんいらっしゃい2−ミズサカ編−
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「いいら早くつけてみて」
俺が言うと観念したのか真っ赤な顔をして、恥ずかしそうにエプロンをつけた。
栄口は無意識のうちに俺を誘っていることがある。だから、俺は理性がいくつあっても足りないのだ。
エプロンをつけようとしている栄口にまた、意地悪をしてみる。
「栄口。このエプロンをつける時は、全部脱いでからつける決まりなんだよ」
栄口は俺の顔を睨みつけながら「…変態」とボソッと呟いた。
「栄口〜。誰に向かって言ってるのかな?」

泣きそうな表情になった栄口は下を向いた。
「早く脱いで」
観念したのか、エプロンをとった。
「脱ぐ…から、み…見ないで…」
バカだね。恥じらいながら脱いでる栄口がいいのに。
「こんな可愛い栄口、見ない訳ないじゃん」
いつも俺に酷いことされてるくせに、こんなことくらいで嬉しそうな顔しないでよ。もっと酷いことしたくなっちゃうよ。
ゆっくりと栄口が服を脱ぎだした。トレーナーとジーンズと靴下を脱ぐと
あとは、下着だけ。

「やっぱり…出来ない…
出来ないょ…」
栄口が泣き出した。
可愛い。可愛い。
だけど、ダメ。
許さないよ。
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