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□世界で一番愛してる
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「水谷…。こんなとこに呼び出して、なんの用だよ?皆の前じゃ言えないことなのか?」
泉は不満そうに唇をツンと、させて言った。
水谷は部活が終わってすぐに泉を体育倉庫に呼び出した。最初、泉は面倒臭いとか文句を言っていたが水谷が何度も頼むと渋々ついて来た。
「俺、疲れてんだから早くしろよ」
水谷は文句を言う泉を横目で見ながら出入り口に鍵をかけた。
ガチャっという音が意外と大きく響いたことに水谷は驚いたが泉は気が付いていない様子だ。
水谷は後ろから近付くと泉を押し倒した。
「おいッ!!何すんだよ!!やめろ!!」
必死に暴れる泉の頬に二、三発平手打ちを喰らわせた。
「ひッ…」
大きく見開いた瞳から大粒の涙がこぼれ出た。
「泉…痛いことは嫌だよね…。だったら言うこと聞けるよね?」
水谷は薄く笑みを浮かべると叩いた泉の頬を優しく撫でながら言った。
泉は泣きながらも大きく頷いた。
人形のように動かなくなった泉のユニホームをゆっくりと脱がしにかかる。水谷は少しでも泉が抵抗すると容赦なく頬を叩いた。その度に泉はシャックリを上げながら泣いた。