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彼氏に内緒で
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部活が終わり、なぜか部室には田島と泉と三橋しかいなかった。他の部員達はそれぞれ帰宅し、阿部と花井は二人でどこかへ行ってしまった。
三人しかいない部室はなんだかとても開く感じて何時もと雰囲気が違う。泉と田島は先週行った練習試合の話しをしていて三橋は相変わらずのろのろと着替えていた。
すると、田島が、三橋のおへその辺りにあるキスマークに気が付いた。
「あ〜三橋、それってキスマークじゃん!」
田島の大声に三橋は思わずびくっとしてしまった。
「マジで?阿部がつけたの?」
泉にまで覗きこまれて三橋は何て返したらよいのか分からなくなってしまった。
「ちょっと触らして〜」田島がそのキスマークに触った。
「た…田島く…ん。くすぐったい…よ」
くすぐったさに体をよじり田島の手を掴もうとした。が、泉に両手をバンザイの形で拘束されてしまった。
「泉…くん…まで…」
三橋が泣きそうな顔で二人を見た。
「なぁ、キスマークってさ、キツク吸ったら出来るんだよね?」
田島が三橋に聞いた。しかし、三橋もイマイチ分かっていなかった。
「分かっ…ない。阿部君が…やるから」
全てを阿部に任せている三橋はキスマークの付け方なんて知らない。
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