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新婚さんいらっしゃい2−ミズサカ編−
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可愛い、可愛い栄口が、泊まりに来るよ。
楽しみだな。
今日はどんなことして、虐めてあげようかな?

ピーンポーン

来たみたいだね。
「いらっしゃい。栄口」
「あぁ。おじゃまします。」

栄口はおどおどしながら部屋に入って行った。
今日一日誰も帰って来ないから、どんなに大きな声を出しても大丈夫。

「ねぇ。栄口、料理ってしたことある?」
栄口はキョトンとした顔で、俺の方を見た。
「したことはあるけど、ほとんど出来ないよ?」
そっか…。
まぁ、今回は料理の腕はあんまり関係ないからいいけどね。
俺はリビング引き出しからある物を取り出し、それを栄口に渡した。栄口は困ったような顔をして受け取った。
「これ…。俺がする?」
栄口に渡したのは、白いエプロン。ただ、少し違うのは裾にヒラヒラのレースやフリルが付いていて、胸のところには、大きなリボンが付いている。
明らかに料理をする為にあるエプロンという感じじゃない。今流行りのメイド喫茶などで、女の子達が使っているのに似ている。だから渡された栄口は自分がこれを使うの悩んだのだろう。予想通りの反応だね。
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