過去の拍手お礼小説

拍手お礼小説14
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「廉〜!!れ〜ん!!」

叶は突然いなくなった三橋を探してグラウンドを行ったり来たりしていた。

「おかしいな…」

部活はとっくに終わっていて、畠たち他の部員は帰宅していた。

叶も、一緒に帰ろうと誘われたが、姿を見せない三橋が気になって誘いを断った。
しかし三橋はいくら探しても見当たらない。
いったいどこへ行ってしまったのか。

叶は諦めて部室に戻ろうとした時、部室の裏からすすり泣くような声が聞こえてきた。

まさかと思い、叶が声の聞こえる方へかけていくと、そこには膝を抱えてうずくまる三橋がいた。

「廉!?どうしたんだ!!」

叶はすぐに三橋の側に駆け寄ると、顔を覗き込んで聞いた。

「修…叶くん…あっ…痛い…痛いの…」

三橋は真っ赤な顔で涙を流しながら叶に痛みを訴えている。

「えっ…!?痛いってどっかケガしたのか?」

叶は心配になって三橋の身体を見たが、これといってケガをしている様子はない。

「どこが痛いの?」

泣いている三橋に再び聞くと、三橋は「ここ…」と言って股間を押さえている。

思ってもみなかった場所を言われて、叶の方が恥ずかしくなってしまった。
しかし三橋は真剣に痛みを訴えている。

「ボールでも当たった?」

少し前、一人で壁当てをしていた三橋を思い出した。けれど三橋は首を横に振って否定した。

叶は仕方ないので三橋の手を無理やり剥がして痛がっている股間を見た。
三橋の股間はしっかりと勃起していた。

「廉…トイレで抜いてこいよ…」

叶はあきれたような声で言った。

しかし三橋は首をかしげて困った顔をし、その瞳の奥には不安の色が見え隠れしている。
三橋はズキズキと痛みむ股間を押さえながら叶のYシャツの裾を引っ張った。

「抜くって…何を…抜くの…?俺…病気なの…?」

ポロポロと泣きながら三橋は叶に聞いた。

「えっ…お前…オナニー知らねぇの?」

叶がビックリして聞くと三橋は「何それ…」と再びうずくまってしまった。

叶は「しょうがねぇな…」と唇を薄く動かすと、三橋の手を引いて、誰もいない部室に連れて行き向かい合わせに座った。

「とりあえず、ズボン降ろして…」

叶はビクビクと身体を振るわせている三橋に言った。三橋はゆっくり時間をかけて恥ずかしそうにベルトを外して太ももの辺りまでズボンを下ろした。

「じゃ、パンツの中に手を入れて、こうやって、ち☆こ擦ってみ」

叶は右手を上下に動かしながら説明した。

三橋は言われた通り下着の中に手を入れて腕を上下に動かしてみたが、狭いそこは、パンツが邪魔で上手く出来ない。
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