長編連載

君の笑顔を守りたい
1ページ/18ページ

第一章 『微笑みを強さにかえて』



「はぁ…ふぅ…ひぃ…」

俺の下で可愛い顔を快感に歪めて、泉は甘い吐息を漏らす。
俺は泉の膝の裏を抱えて胸につくぐらい深く折り込み、セピア色のアナルに熱く硬くなった俺自身を押し込む。

「はぁ…ぁぁぁッ…」

ひときわ大きな喘ぎが口からこぼれ、柔らかくなっているアナルはゆっくりと俺のものを飲み込み、そして締め付ける。

内襞に包まれて頭の芯が痺れるような快感が突き抜ける。
さらに深い快感を求め、泉の顔の横に両手を付くと、腰を前後に動かした。

括れた部分ギリギリまで抜くと、アナルはヒクヒクと震える。そして一気に根元まで貫くと、アナルは絡み付くように俺のペニスを包み込む。

「好きだ…泉…」

俺は、涙目で口の端から涎を垂らして、浅い呼吸を繰り返している泉の耳たぶを甘噛みしながら囁いた。
しかし、その甘い言葉に対して泉は「バカ…」と呟いて否定する。

こんなに毎日愛を注いでいるのに…。

素直になれない泉のことは良く解っている。


俺は半開きの泉の唇にチュッと音がするほど軽いキスを落とした。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ