長編連載
□断絶ロジック4
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次の日から叶の学校生活は織田が中心となった。
朝から晩までセックスの相手をさせられて、学校や寮など場所は関係なかった。ただ、命令され、黙って脚を開く。
それだけだ。
畠たちとの一件以来、部活には顔をだしていなかった。
あれほど好きだった野球も、今ではどうでもよくなってしまった。いや、そう思い込もうとしているだけかもしれない。
今は、野球より織田のことで精一杯だ。
もし、織田の機嫌を損ねて、再び櫻井たちに襲われたらもう死ぬしかない。
「あぁ…ん…ひッ…」
織田に無理やりトイレに連れてこられて、叶は立ったま後ろから犯されていた。
「声抑えへんとみんなにバレてまうで」
激しく腰を打ち付ける度にパンパンと肉と肉がぶつかり合う音と、叶の甘い声が誰もいないトイレに反響する。
いつ誰が来るか分からない状況は、叶の感覚を鋭くする。ダメだと分かっていても、身体は素直に反応してしまう。
遠くで授業開始のチャイムが鳴ったが、二人とも聞こえないふりを決め込んだ。