長編連載
□腐愛の檻2
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―放課後
部活が終わり、それぞれ片付けが済み、部室に戻っていく。
「阿部くん…みんなに見られちゃう…」
先に部室に戻っていた三橋に阿部がキスを仕掛ける。
「阿部くん…」
幸い部室には自分たちしかいない。
けれどいつみんなが戻ってくるか分からない。
ビクビクしながらも三橋は抵抗しなかった。
というより、抵抗出来なかった。
抵抗して、もしも阿部に見放されたら…。
それを考えると三橋は阿部に嫌われないように、少しでも長く好きでいてもらうために、どんなことでも出来ると思った。
それが偽りだとか、疑似恋愛だとか、考える力はなかった。
虐待された子供が、それでも母親に嫌われないように必死に取り繕うのに似ていた。
「三橋、足開け」
全て脱がされ、阿部に向かって足を開くと、阿部は三橋のアナルにローションに濡れている自らのペニスを突っ込んだ。
そして、出入り口に向かって、幼児が用を足すような、膝の裏に手を入れて大きく開くような格好にした。
「やぁぁッ!!」
三橋のペニスも、阿部のペニスをくわえたアナルもしっかりと見える。
「見られちゃう!!阿部くん!!」
三橋は阿部の膝の上で暴れた。
すると部室の外から足音が近付いて、ドアノブがゆっくりと回った。
ダメ!!
開けないで!!