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□2014エイプリルフール
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二口・青根とエイプリルフール
「あ、二口くん!」
「…!」
「ん?あ、先輩。青根連れてなにしてるんすか」
「散歩!ね、ちょっと部室まで来てくれるー?」
「散歩wいいっすよー」
「よし!ほら青根くん行こう!」
「…」こくり
廊下→部室
「で、なんの用でしょ」
「ちょっとお話があってね、」
「…、」こくり
「ハイ」
「実は私、青根くんと婚約しました!」
「…」こく
「はァ!?」ガタン
「これが青根くんに貰った婚約指輪でっす!」きらりん
「…」こくり
「は!?え、婚約、え?つーかいつから付き合ってた青根オイ答えろ」がし
「…!」
「いやあ、まさか青根くんがあんなにロマンチックにプロポーズしてくれるとは思わなくてさ!只でさえ格好良いのに、おねーさんますます惚れ直したというか!」
「おいちょっと来い青根」ぐい
「!」ビクッ
「なあ?どういうことだよ青根ェ」
「ねえねえ二口くん馴れ初めも聞いてー」
「馴れ初めってあれでしょ、高校入ってバレー部の見学に来て会ったんでしょう」
「あ、そっか。二口くんも一緒に来てたよね」
「そうです、青根の隣に居ました」
「じゃあ違う話聞いてー」
「悪いんすけど、ちょっと青根と二人で 大 事 な 話 がしたいんですが」
「えー!これだけでいいから!これがエイプリルフールの嘘だって話を!」
「…は?」
「婚約は嘘でした!青根くんと共謀したのです」
「マジっすか…」
「…」こくり
「やー、気持ちよく騙されてくれてありがとう!まあ指輪貰ったのは本当だけど」
「青根手前ェ!」
「!」
「昨日の帰り道に、二口くん騙そうよって話をしてたら露店があってね」
「…」こく
「見て見たら可愛い指輪とかあって、これで婚約指輪とか言ったら面白そうだねと」
「それで買ってもらったんですか」
「そうなの。青根くんがどうしてもって言うから、折角だから宝物にするねって貰ったんだー」
「青根、やっぱりこの後ちょっと話をしようか。二人っきりで」
「!」
青根くんと婚約しました!
二口くんを騙し隊
(次は鎌先でも騙しにいこっかな)
(先輩、騙すなら俺が婚約者役やりたいっす)
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