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その参、お茶会in音駒


「おい」

「んー、ん?クロ、研磨連れて何処行くの?」

「次、サボるぞ」

「は?」

「ごめん、なんか次の授業受けたくないとかって…」

「それでわざわざ研磨まで連れてきたの?」

「たまたま廊下で会ったから勧誘した」

「無理やりだったけど…」

「と言う事で行くぞ」ぐい、

「あ、ちょ待って待って!ヨリちゃーん!ゴメン保健室行くって言っておいてー!」

『おっけー、いってらー』

「後でなんか奢るねー!……で、何に出たくなかったのこの子は」

「体育が、バレーからバスケに変わったとかって…」

「ああ、拗ねてるのね」

「拗ねてねえ、反抗心が芽生えただけだ」

「はいはいそうですか。で、何処行くの?」

「裏庭」

「あー、木陰もあるし人は居ないし、良いんじゃない」

「飲み物欲しい…」

「いいね。クロ、何か買って行こうよ」

「そうすっか」

「クロさん奢って。お財布持ってきてない」

「1回だけだぞ」

「わーいありがとう!クロさんやっさしー!研磨、何にする?」

「さりげなく研磨の分もか」

「りんごジュース…」ぴ、がこん

「研磨リンゴ好きだねー、私カルピスにしよ」ぴ、

「俺はコーヒーだな」がこ

「ブラック?」

「ブラック一択」

「クロ、よくそんな苦いの飲めるね…」

「ねー。せめてお砂糖2個欲しいわ」

「は、お子様だな」

ゴロゴロ…

「ん?」

「かみなり…」

「雷?」

ぴしゃーんゴロゴロ…どしゃあああっ

「…うん、ゲリラ豪雨だね」

「おいおいマジかよ…」

「雨すごい…」

「クロさんどうする?諦めて体育でる?」

「……部室行くぞ」

「マジですか」

「クロ、どんだけ行きたくないの…」

「というか鍵は?今日灰羽君が持ってるんじゃなかった?」

「朝練の後から俺が持ってる」ドヤッ

「わあ良い笑顔」

「見つかる前に行くぞ」

「うん」トコトコ

「あ、ちょっと置いて行かないで」ぱたぱた


お茶会in音駒
主将の機嫌で開催

(窓開けっぱなしで見事に水浸しだなオイ)
(クロ、早く窓閉めtうわっ)ズルッゴチン!
(研磨ー!!)
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