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その弐、お茶会in青葉城西


「おーい岩ちゃーん」

「ん?」

「次そっちの授業なにやんの?」

「現国。なんか教科書忘れたのか?」

「いや、次サボってお茶会しない?ってお誘い」

「は?」

「お茶会しよ、はいこれ岩ちゃんの」ぽい

「っと…別に良いけどよ、アイツには声掛けなくてもいいのか?」ぱしっ

「わざわざ私の平和な時間をブチ壊す真似はしない」

「それもそうか」

「よし、早くいこ。良い場所あるんだー」

「おー」

「あれっ、なになになに二人して何処行くのー?」ひょこ

「私の平和を返せクズ川滅びろグズ」

「Σまだ何もして無いのに酷い言われよう!」ガーン

「岩ちゃん走るよ、撒く」ダッ

「おー、じゃあな」ダッ

「え!?ちょ、待って待って!」ダッ

「ちょっとなんで付いてくんの!」

「だってだってもう授業始まっちゃうのに岩ちゃんと二人っきりで何処か行こうとしてるんだよ!?追いかけなくちゃ、場合によっては阻止しなくちゃ!」メラメラ

「何に燃えてんだ」

「いいから岩ちゃん早く!」

「お、おう」

「あっ待って!」

ばたばた…

「…はー、…撒いたかな」

「多分平気だろ」

「あーもう疲れた…あ、岩ちゃんそこの教室」

「ここか?鍵掛かってっけど」がっ、

「下の所が開いてんのよ、ほら」からり

「こんなトコよく見つけたな…」

「この前ちなっちゃんと探検してる時に見つけまして」

「お前等何やってんだよ…」

「まあまあ気にしないで入って入って」ぐいぐい

「おー…ん、何だここ」のそのそ

「よい、しょ…体育祭とかじゃないと使わない半物置教室」

「ああ、そうか」

「そこの跳び箱の影に机とイスがあるから、そこでまったりしよ」

「跳び箱?…本当だ、見えねえ様になってんだな」

「そうそう、ブランケットとかもあるから使っていいよー」

「本当にお前等何やってんだ」

「学校の有効活用。ほら座って」ぎし、

「はー、で、何話すんだ?」ぎしり、

「まずは最近再び調子に乗り始めた及川サンの取り扱いn」

ガラッ

「「!!」」びくっ

ごそ、…からから、トン。

「オイ、誰か来たぞ」※小声

「鍵閉め忘れた。やばいです」※小声

ぎし、ぎし、

「…あ、やっぱりここに居た!良かったあ見つかって!」

「なんだ、及川サンか…噂をすればなんとやら」げんなり

「だな…」

「いやー、一回撒かれた時はどうしようかと思ったんだけどね、丁度近くに居たちなチャンに聞いたら多分此処だって言ってね!」

「そうだあの子、及川サン大好きっ子だった」

「誤算だな」

「と言う事で俺も混ぜて!」

「えー」

「君の為に購買でお菓子買って来たんだ☆」どさっ

「参加を認めよう」

「オイ」

「ね、ポッキー買って来たからポッキーゲームしない?というか是非お願いします俺とポッキーゲームしてください!」

「やだ。岩ちゃんとしてれば」

「ふざけんな」

「じゃあプリッツならどうだ!トッポもあるよ!」だーん!

「品が変わればすると思った?」

「可能性はゼロではないかと思って!」ドヤッ

「しねえよ、普通に食べるからはやく頂戴」がさがさ

「ああもうそのツンデレ具合が堪らないんだよネ!」

「岩ちゃん、この馬鹿どうにかして」

「あー…、俺の手にも余るからな…」


お茶会in青葉城西
及川さんが追っかける

(ちゃんと鍵掛けておけばよかった…)
(えっ密室でついに俺に告白!?この時を今か今かと待ってたんだ!君の為に彼女つくってないし、いつでも受け止める準備は出来てるヨ☆さあ来い!)
(及川、お前一回病院行ったらどうだ)
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