見参!
□情事の事情。伍
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「佐助に子供扱いされるってぇのも、悪かねぇな」
「やだぁ、モノがこんなデッカイ子供いりませーん」
「ハハッ!テメェの体がいくつあっても足りねぇだろうよ」
「言ってくれんねぇ〜」
ひとしきり笑って、小十郎は佐助の頭を撫でた。
しっとりとしたオレンジの髪が、仔犬の様に擦り寄ってくる。
「本番はお預けな。」
「えっ」
撫でられるままにうっとりと瞳を閉じていた佐助は、目を見開き丸くした。
「どうせ血だらけになんのがオチだ…痛ぇ思いすんのはテメェだからな。」
優しくしてやりてぇんだ
そう言って微笑む。
「でも…どーすんの、小十郎さんのコレ…」
「あ?誰も終いとは言ってねぇ」
「なにっ…」
張り付いていただけの肌が、小十郎の動きに擦れる。
萎えきっていた佐助も、敏感に反応を示した。
「バックはしねぇだけだ。」
「ひゥッ…っん」
固くなった小十郎のモノに擦られ、佐助のそれもすぐに固さを増した。
「一緒に、イってくれんだろ?」
もう一度絶頂へ向かい走り出す体を、どうして抑えられようか。
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