Black Block

□抱きしめたい
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「失礼致します、これはこれはお客人でしたか!出直しを」

「かっ構わん、入れアグニ」


後ろから羽交い締めにされているシエルは、琥珀の執事に手を挙げた。


「おぁぁぁ!!シィエルゥゥ!!誰だっそいつは!!」

「ソーマ様っいけません!」


アグニの制止を振り切って、シエル(に抱き着いているアロイス)に飛び掛かった。
ギャーギャー騒ぐ主らを横目に、慌てふためくアグニに、セバスチャンは笑いかける。


「落ち着いてください」

「しかしっ…」

「構わん、主も楽しそうだ」

「貴方があの方の執事殿?大変失礼仕った…」

「トランシー家執事、クロード・フォースタスだ。以後よしなに」



「セバスチャン!こいつらをどうにかしろ!!」


まったりと自己紹介を交わそうというところで、主組の一人がキレそうになっている。


「仕方ありませんね」







「シ〜〜エルゥゥゥゥゥ〜〜!」

「ゲッ」


またも扉から飛び込んできたのは…



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