管理人小説(テイルズ)

□第6話
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追放されて旅に出てから2時間くらい……


無言の空気が続いています気まずい……

コレットを守るとか言ってたロイドもさすがにへこんでいる

ジーニアスもマーブルさんのエクスフィアを見ながら何回か涙ぐんでる

「なぁロイド、ジーニアス…いい加減気持ちを切り換えないか?気持ちはわかるが終わった事を悔やんでも何にもならないんだぜ」

「内人…わかってるんだ、切り換えないといけないことくらい、でも俺のせいで村の人が何人も死んだんだ!簡単には無理だよ」

「ロイドは悪くないよ!僕が牧場に行ったから…マーブルさんだってもっと生きられたかもしれないのに」
二人の言ってることはよくわかった
昔から住んでる村を追われ死んだ村人も知らない人じゃないだろ
それに優しくしてくれた人が目の前で死んだんだ
辛くないわけがない

でも……

「ロイド、ジーニアス」

ゴンッ、ゴンッ

俺はげんこつをした

「いったぁー!」
「何するんだよ!」

「まだうじうじ引きずってる奴にコレットを守れるわけねーだろ!死んだ村人はともかくマーブルさんは俺らを生かす為に死んだんだ!ならその生かされた命をどうすればいいか考えてみろ!」


「内人……俺……そうだよな、マーブルさんが命をかけて俺らを助けたんだ!それにコレットを守るって決めたのに……!」

「僕……わかった気がするよ…終わったことをいつまでも引きずるより今できることを考えようと思うよ」
「二人とも覚悟は決まったようだな!」

「あぁ!今はマーブルさんや村の人が望んでた世界再生を目指して少しでも罪を償えるよう頑張るさ!」

「僕もマーブルさんの望んだ世界になるようコレットを守るよ!」

どうやら二人とも吹っ切れたらしい

「やれやれ…じゃあとっととコレット達を探しに砂漠まで行こうぜ!」

「ちょっと待てよ内人」
「多分僕もロイドと同じこと考えてるよ」

ロイドとジーニアスは笑顔で近づいてきた
コワイ………

「………んっ!?何だよ二人とも!ちょっと待て!」

ゴンッゴンッ

「さっきのお返しだよ!」「そうだぞ!それに内人の拳には鉄鋼がついてるだろ!いてーんだぞ!」

「なんだとー!元はお前らがうじうじしてたか…………ハハハハハ!」

なんか可笑しく思えた俺は笑った

「何笑ってるんだよ!」

「そうだよ!痛いんだからね!」

「何でもねーよ!ほら早く行くぞ!」

いつの間にか明るい雰囲気に変わっていた

「あっ!待て内人!もっと殴らせろ!」

「そうだよ!あれだけじゃ全然足りないよ!」

「殴られるのは嫌だから逃げる!」


俺らはこのあと少しの間鬼ごっこをしていた


「クゥーン」
そういえばノイシュいたねカワイソウダナオイ
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