管理人小説(テイルズ)
□第5話
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村を出て山道に入ると
「なぁジーニアス家から持ってきたのってパンか?」
「ロイドきずいてたの?」
「いやぁ最近昼食のパンを鞄に隠してたからさ、そのパンあげるんだろ?」
「へへへぇ実はそうなんだ〜」
「なぁ?何の動物なんだ?教えてくれよ、犬か?猫か?それとも鳥か?」
「ロイド…もしかしてずっと動物だと思ってたの?ちゃんとした人だよ!」
「人なのか?」
「俺も動物だと思ってた」
「はぁ…やっぱり内人もロイドも考えること一緒なんだね…」
内、ロ「うるせー」
「でもここら辺に人なんて住んでたか?」
「まぁねちょっと訳ありでね…その人いつも食事も満足に取れないから少しでも足しになればなって思ってさ…」
「そっかぁ、ジーニアスはその人のことが好きなんだなぁ…」
「うん!優しいし大好きだよ!」
俺はジーニアスが笑顔で言うとこいつはホントに優しいんだなって思った
「そういえばロイド?」
「ん?なんだ?」
「コレットの誕生日プレゼントは?」
「…………!あぁーー!」
「ほらやっぱり忘れてた確かネックレスあげるって言ってなかった?」
「まだ作ってない……」
「どうするのコレットの出発明日だよ!?」
「一日あれば何とかなる………多分…」
「はぁ〜、僕はクッキーをプレゼントしたよ、ロイドも早く作ってあげなよ」
「わかったよ〜今夜は徹夜だな…」
「俺も手伝おうか?」
「いや大丈夫だよ!内人はお客さんだからな」
「わかったよ、ただきつくなったら言えよ、出発まで出来なかったら笑えないからな」
まぁロイドなら大丈夫そうだな
「ねぇ?内人ってさボクシングっていう格闘技やってたんでしょ?どんなやつなの?僕、さっきから気になってたんだぁ〜」
「えぇとだな腕だけを使って戦う格闘技だな、えーと説明より見せた方がいいかな」
そういうと俺はスキップを踏みシャドーボクシングをしてみせた
「凄いよ!」「すげー!」
「そうかな?照れ臭いな」
「ホントに凄いと思うよ拳が見えなかったし」
「そうだぞ、エクスフィアも付けてないのにあんなに動ける奴なんて初めてみたし」
「エクスフィア?」
ロイドは腕についている光る石を見せてくれた
「エクスフィアは付けている人の潜在能力を引き出す物なんだ」
「へぇ〜じゃあロイドは強いのか?」
「普通の人よりは強い自信があるぞ!」
「まぁ剣術の才能だけはあるしね(笑)」
「だけは余計だ!」
「ジーニアスは何で戦うんだ?」
「僕はこれだね」
そういうとジーニアスはケンダマを取り出した
「ケンダマで戦えるのかよ!?」
「馬鹿にしないでよね当たると結構痛いんだからね!まぁ僕は魔法が基本だからね」
「魔法!?うわぁすげえ!?」
「内人の世界には魔法がないの?」
「ない!ない!俺の世界だったら魔法なんて空想の物だしな、なぁ少し見せてくれよ!」